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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2015年41号

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告数が増加しています。(10月5日〜11日)

感染性胃腸炎の報告数が前週の約1.5倍に増加しました。また、今年は例年の同じ時期と比較して報告数が多い状況です。年齢別では、6カ月〜4歳の子どもが全体の約6割を占めています。この感染症は冬に流行しますので、これからの時期感染予防に努めましょう。

冬の主な原因病原体は、ノロウイルスやロタウイルス等のウイルスです。感染すると、吐き気、嘔吐、腹痛、激しい下痢、発熱等の症状がみられます。嘔吐下痢による脱水症に注意し、水分をこまめにとるようにしましょう。

便に含まれるウイルスが、手やタオル、ドアノブ等を介して口に入ることにより感染します。予防にはこまめな手洗いが有効です。特にトイレの後やおむつの処理後、調理や食事の前は必ず手洗いを行いましょう。石けんをしっかり泡立て、30秒以上手のひらのしわや指の間まで丁寧に洗いましょう。ハッピーバースデーを2回歌うと30秒程度になります。泡には病原体がくっついていますので、流水で残らず流すようにしましょう。

 


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