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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2015年42号

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)に引きつづき注意しましょう。(10月12日〜18日)

感染性胃腸炎の報告数が例年の同じ時期より多い状況が続いています。小林市周辺からの報告数が多く、年齢別では6カ月〜2歳の子どもが全体の約半数を占めています。この感染症は冬に流行のピークを迎えるため感染予防に努めましょう。

冬の主な原因病原体はノロウイルスやロタウイルスで、感染すると激しい下痢、嘔吐、腹痛、発熱等の症状がみられます。

患者の便や吐物に含まれるウイルスが手やタオルを介して口から入ったり、加熱不十分な二枚貝を食べることにより感染します。予防にはこまめに手洗いを行うことが重要です。指の間や手首まで洗い残しのないように気をつけましょう。また、吐物の処理は使い捨ての手袋等を用い、塩素系漂白剤で汚染された場所をふくようにしましょう。処理に用いた手袋やペーパータオルはすぐにビニール袋に入れ、しっかり密封するようにしましょう。下痢の症状があるときには、洋式トイレは蓋を閉めて流すようにしましょう。

 


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