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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2015年46号

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)に注意しましょう。(11月9日〜15日)

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告数が増加傾向です。特に小林市や日南市周辺で流行しており、1歳から3歳の子どもからの報告が全体の約半数を占めています。冬はノロウイルスが原因のことが多く、県内でも下痢や発熱の症状のある患者から検出されています。

ノロウイルスは加熱不十分な二枚貝を食べたり、患者の便や吐物に含まれるウイルスが手や物を介して口に入ることにより感染します。トイレやおむつの処理後、食事や調理の前は必ず流水と石けんを用いて手を洗いましょう。また、患者の吐物で汚染されたカーペットに1〜2週間もウイルスが生存していたとの報告もあります。これらのウイルスは乾燥すると、塵やほこりにくっついて空気中に舞い上がり感染源となる場合があります。吐物処理は必ずマスクと使い捨て手袋を着用し、乾燥する前に速やかに行います。吐物をペーパータオル等で取り除いた後、塩素系漂白剤を用いて消毒しましょう。

 


宮崎県衛生環境研究所
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