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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2015年47号

マイコプラズマ肺炎に注意しましょう。(11月16日〜22日)

マイコプラズマ肺炎の報告数が9月から増加傾向です。この感染症の原因病原体は肺炎マイコプラズマという細菌で、患者の8割以上は10歳未満のこどもです。1年を通して報告がみられますが例年冬に流行するため、これからの時期感染予防に努めましょう。

感染すると発熱、だるさ等の症状がみられた後、咳が出始めます。咳は長引くことが多く、熱が下がった後も3週間以上続くこともあります。基本的に軽い症状で治りますが、まれに重症化し肺炎を引き起こす場合があります。

主に患者の咳やくしゃみのしぶきを吸い込むことにより感染します。症状がある人は咳エチケットに努めましょう。また、抗生物質が有効な感染症ですので、咳が長引くときには医療機関を受診しましょう。感染予防には他の感染症と同様に、こまめな手洗いが重要です。冬は水が冷たいと手洗いの時間が短くなりがちです。温水を用いたり洗面台にタイマーを置くなどの工夫をして、30秒以上時間をかけるようにしましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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