RSウイルス感染症が流行しています。(11月30日〜12月6日)
RSウイルス感染症の報告数が前週と比較して約2.1倍に増加しています。全国、県内共に例年の同じ時期より報告数が多い状況です。特に1歳の子どもからの報告が多く、全体の約半数を占めています。
感染すると発熱、鼻汁、咳等の軽い症状ですむ場合もあれば、気管支炎や肺炎等を合併し重症化する場合もあります。特に1歳未満の子どもが初めて感染した場合、痰がつまって呼吸が苦しくなることがあります。呼吸の音がぜーぜー、ヒューヒュー等の喘息のような音がするときには、医療機関に相談しましょう。
この感染症は保育施設や家族内で集団感染を起こしやすいといわれており、注意が必要です。咳やくしゃみのしぶきを直接吸い込んだり、患者さんの唾液や鼻汁等の分泌物が付着したものをさわった手で口や鼻にふれることにより感染します。こまめな手洗いを心がけ、ドアノブやおもちゃはアルコール消毒剤で定期的に消毒しましょう。タオルや食器の共用は避けるようにしましょう。