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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2016年2号

ロタウイルスによる感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)に注意しましょう。(1月11日〜17日)

ロタウイルスが原因の感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告がありました。この感染症は1歳の子どもからの報告が全体の約4割を占めています。例年冬から春にかけて流行するので、感染予防に努めましょう。

感染すると、1〜2日の潜伏期間を経て激しい下痢、嘔吐、発熱等の症状がみられます。脱水症にならないよう、こまめに水分補給をしましょう。冷たい飲み物は胃腸に刺激がありますので、常温の飲み物が良いとされています。食事は吐き気があるときには無理に食べさせる必要はありません。与える場合は1回に多くの量を食べると吐き気を引き起こすため、少しずつ与えましょう。

便に含まれるウイルスが手等を介して口に入ることにより感染します。症状のある子どものおむつの処理をする時には、必ず使い捨て手袋とマスクを着用しましょう。処理後は石けんと流水で手を洗いましょう。ロタウイルスのワクチンは、任意接種で生後6週から受けることができます。かかりつけ医にご相談ください。

 


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