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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2016年12号

引きつづき流行性耳下腺炎(おたふく風邪)に注意しましょう。(3月21日〜3月27日)

流行性耳下腺炎(おたふく風邪)が例年より多い状況が続いています。特に、延岡市や小林市周辺で流行しています。年齢別では3〜5歳の子どもが全体の約6割を占めています。

感染すると、主に発熱、耳の下の腫れ、食事の時の顎の痛み等の症状がみられます。合併症として髄膜炎を引き起こす場合があるため、頭痛や嘔吐の症状がみられた場合にはすぐに医療機関を受診しましょう。感染しても症状が出ない場合も多く、知らないうちに周囲にうつしてしまうことがあります。予防にはワクチン接種が最も有効です。市町村によっては接種費用の補助を行っていますので、お住まいの市町村にご相談ください。

また、流行性角結膜炎(はやり目)の報告数が増加しており、特に都城市周辺で流行しています。感染力が強く、家庭や保育施設、職場等で集団感染事例の報告があります。手洗いはこまめに行い、タオルの共用は避けましょう。目やにや涙を拭き取ったティッシュはすぐにゴミ箱へ捨てましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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