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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2016年20号

百日咳(四種混合ワクチン)の予防接種はお済みですか?(5月16日〜5月22日)

県内で乳幼児および大人から百日咳菌が検出されました。

百日咳は感染すると、風邪のような症状から始まり、次第に咳の回数が増え程度も激しくなります。1歳未満、特に6ヶ月未満の子どもは症状がわかりにくく、呼吸ができなくなったり肺炎や脳症を合併したりと重症化する傾向があるため注意が必要です。

大人は百日咳に感染しても症状が軽いことが多く、ワクチン未接種の子どもへうつしてしまうことがあります。熱がなく、咳が2週間以上続くなどの症状がでた時には早めに病院を受診しましょう。また、年齢、予防接種歴に関わらず、患者の家族など、感染の可能性が高い人には、抗生物質を10〜14日間予防的に服用する場合があります。主治医に指示された期間はきちんと薬を服用し、乳幼児に近づかないようにしましょう。百日咳を予防するには、ワクチンをなるべく早く受けることが大切です。百日咳(四種混合ワクチン)の予防接種は、生後3ヶ月から受けられます。小さい子どもがいる家庭では、母子健康手帳でワクチン接種がすんでいるか確認しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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