ヘルパンギーナが増加しています。(7月4日〜7月10日)
県内でのヘルパンギーナの報告数が7週連続で増加しており、特に日南市や国富町周辺では先週の約2倍に増えています。年齢別では2歳以下の子どもからの報告が全体の約8割を占めています。
ヘルパンギーナは夏期に流行する感染症で、咳やくしゃみの飛沫を吸い込んだり、便等に含まれるウイルスが手やタオルを介して口に入ることにより感染します。感染すると突然の発熱、口内の水ぶくれ、のどの炎症などの症状がみられます。予後はほとんどが良好ですが、口腔内の疼痛のため食事や水をとることが困難になることがあります。脱水症にならないよう注意し、食事はおじやや豆腐などのどごしのいいものを与えるようにしましょう。柑橘系などの酸味の強いものは刺激が強いので避けるようにしましょう。また、原因となるウイルスは主に人間の腸管で増える性質を持っています。症状が治まった後でも2〜4週間便中にウイルスが排泄されますので、トイレの後やおむつの処理をした後、帰宅時や調理や食事の前等は、手を石けんと流水でしっかり洗いましょう。