マイコプラズマ肺炎やRSウイルス感染症に気をつけましょう。(7月25日〜7月31日)
県内でマイコプラズマ肺炎の報告が15例ありました。年齢は10歳未満のこどもからの報告が6割を占め、宮崎市周辺からの報告が多くなっています。今年の報告数は増加傾向であり、調査を開始した1999年以降最も多い報告数となっています。
この感染症は「肺炎マイコプラズマ」という病原体が原因で、1年を通して報告がみられます。咳やくしゃみのしぶきを直接吸い込んだり、患者さんの唾液や鼻汁等の分泌物が付着したものをさわった手で口や鼻にふれることにより感染します。感染すると2〜3週間の潜伏期間を経て、発熱や全身のだるさ、頭痛、咳などの症状がみられます。
また、RSウイルス感染症の報告数も前週と比較して1.6倍に増えています。2歳以下のこどもからの報告数が多くなっていますが、高齢者からも報告されています。
どちらの感染症も、予防は通常の風邪対策と同様で、こまめな手洗いや咳エチケットが大切です。ていねいな手洗いを心がけ、タオルや食器の共用は避けるようにしましょう。