夏風邪とおたふくかぜ(流行性耳下腺炎)に注意しましょう。(8月1日〜8月7日)
夏風邪の代表ともいわれるヘルパンギーナの報告数が、依然高い状態が続いています。年齢別では1〜2歳のこどもが全体の約6割を占めています。県内における流行のピークは過ぎましたが、しっかり予防に努めましょう。
ヘルパンギーナは患者の咳やくしゃみのしぶき、便に含まれるウイルスが、手などを介して目や口の粘膜に入ることにより感染します。予防するには、これらの感染経路を断つことが重要です。手洗いとうがいをしっかり行いましょう。手洗いは石けんと流水で行い、手首や親指、爪の間は洗い残しやすいので特に意識して洗うようにしましょう。
また、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)の報告数は徐々に少なくなっていますが、例年の約3.2倍と高くなっています。特に小林、日向市周辺で流行しています。感染すると、発熱、耳の下の部分の腫れ、痛み等の症状がでます。予後は良好ですが、まれに髄膜炎や難聴、膵炎等の合併症を引き起こします。予防にはワクチンが有効で、任意接種で1歳から接種することができます。医療機関に相談してみましょう。