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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2016年32号

マイコプラズマ肺炎に注意しましょう。(8月8日〜8月14日)

県内でマイコプラズマ肺炎の報告が10例ありました。報告された患者のうち約7割は10歳未満のこどもで、宮崎市周辺からの報告が多くなっています。

マイコプラズマ肺炎は、患者さんの咳やくしゃみのしぶきを吸い込んだり、病原体が付着したタオル等を介して感染します。感染すると、2〜3週間の潜伏期間を経て、発熱や全身のだるさ、頭痛、咳などの症状がみられます。咳は長引くことが多く、熱が下がった後も3〜4週間続くことがあります。

予防は通常の風邪対策と同様で、こまめな手洗いや咳エチケットが推奨されています。洗面台にタイマーを置くなどし、30秒以上時間をかけてせっけんやハンドソープを使ってしっかり手を洗いましょう。また、咳の症状がある時にはマスクを着用し、マスクがない場合もティッシュやハンカチ等で口や鼻を覆うよう心がけましょう。マイコプラズマ肺炎は、抗生物質が有効な感染症です。咳が長引くときには医療機関を受診し、医師に指示されたとおり薬を服用しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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