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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2016年35号

百日咳に注意しましょう。(8月29日〜9月4日)

県内で百日咳の報告がありました。

感染すると、風邪のような症状から始まり、次第に咳の回数が増え激しくなります。発熱はない場合が多いといわれています。特に6か月以下の乳児では、呼吸がとまったり、けいれんをおこしたりと重症化しやすいため注意が必要です。

百日咳の予防にはワクチンが効果的です。百日咳のワクチンは定期接種で、生後3か月から受けることができます。母子健康手帳でワクチン接種が済んでいるか確認しましょう。また、大人は感染しても症状が軽く、気づかないうちにワクチン未接種のこどもにうつしてしまうことがあります。咳の症状がある時にはマスク着用等の咳エチケットに努め、乳幼児には近づかないように心がけましょう。咳は夜間や食事中に悪化するため不眠や嘔吐を招く場合があります。様々な刺激が咳を誘発しますので、ほこり、たばこ、冷たい風、むせやすい食事などには注意しましょう。部屋は湿度を高めにし、時々換気をしましょう。咳が2週間以上続くときには、医療機関を受診しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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