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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2016年36号

手足口病に注意しましょう。(9月5日〜9月11日)

手足口病の報告数が前週の約1.8倍に増加しています。延岡市周辺からの報告が多く、1歳の子どもからの報告が全体の約4割を占めています。

手足口病は、咳やくしゃみを直接吸い込んだり、便や水ぶくれに含まれているウイルスが手やタオル等を介して口に入ることにより感染します。感染すると、口の中や手のひら、足の裏等に2〜3ミリメートルの水ぶくれの症状がでます。熱は出ないか、出てもあまり高くならないことが多いといわれています。3日から1週間程度で軽快しますが、まれに髄膜炎や心筋炎等の合併症を引き起こします。原因となるウイルスには、いくつかの型があるため繰り返し感染することもあります。

手足口病には、ワクチンや有効な抗ウイルス薬はないため、感染予防のためには、手洗いが有効です。症状がなくても便中にウイルスが含まれていることがあります。手洗いは20秒以上時間をかけて行うと効果的といわれています。石けんをしっかり泡立て、爪の根元や指の間、手のひらのしわまで洗うように心がけましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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