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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2016年38号

予防接種歴の確認をしましょう。(9月19日〜9月25日)

予防接種は感染症の発症を予防したり、症状を軽くする効果が期待できます。定期の予防接種は公費負担(無料)で受けることができますが、対象年齢以外では任意接種(自己負担)になります。

百日咳は、風邪のような症状から始まり、次第に咳の回数が増え程度も激しくなります。特に6か月未満の子どもは、症状がわかりにくく重症化する傾向があります。百日咳の予防には、予防接種(四種混合ワクチン)を受けることが大切です。生後3か月から接種できますので、乳幼児がいる家庭では、母子健康手帳でワクチン接種が済んでいるか確認しましょう。

麻しんは発熱、鼻汁、咳などの症状の後に39度以上の高熱と発疹がみられます。合併症として、1,000人に1人は脳症をおこすとされており、死亡率も同程度といわれています。風しんは妊娠早期に感染すると、赤ちゃんに白内障や難聴、心疾患等の障害を引き起こす場合がある感染症です。麻しん・風しんの予防接種は、1回の接種では十分な免疫がつかないので、母子健康手帳を確認し必ず2回受けましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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