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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2016年49号

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が流行警報レベル開始基準値を超えました。(11月28日〜12月4日)

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告数が、先週の約1.4倍と増加し、県内全体で流行警報レベル開始基準値を超えました。この感染症は例年12月に流行のピークを迎えますので、引き続き予防に努めましょう。

冬の感染性胃腸炎の原因はノロウイルスがほとんどと言われており、感染すると1〜2日程度の潜伏期間を経て嘔吐、下痢、腹痛、発熱等の症状が出ます。激しい下痢による脱水に陥ることがあるため、水分を十分にとりましょう。予防には、手洗いの徹底が有効です。今の時期、水が冷たいと手洗いが短くなりがちです。トイレの後やおむつの処理をした後は必ず石けんと流水で、30秒以上かけてしっかり洗いましょう。手をふく際は、ペーパータオルなどを利用し、タオルの共有を避けましょう。

また、インフルエンザの報告数が先週の2.5倍と増加し、宮崎県も流行期に入りました。昨年より約1か月早い流行期入りになります。年齢別では5歳から9歳のこどもが全体の半数を占めています。今後も増加が予想されますので、外出後の手洗いなど予防に努めましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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