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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2016年50号

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が流行しています。(12月12日〜12月18日)

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告数が先週の約1.2倍と増加しています。特に国富町、宮崎市周辺からの報告が多くなっていますが、その他の地域でも流行していますので引き続き予防に努めましょう。

冬の感染性胃腸炎の原因はノロウイルスが中心といわれており、感染すると嘔吐、激しい下痢、腹痛等の症状が出ます。免疫力の弱い乳幼児や高齢者では、重症化する場合があり、下痢や嘔吐等による脱水を防ぐための水分補給が大切です。少しずつ頻回にとるように心がけましょう。

ノロウイルスは二枚貝などの食物を加熱不十分で摂取したり、患者さんの便や吐物などに含まれているウイルスが手やタオルを介して口に入ったりすることにより感染します。予防に最も重要なのは、こまめな手洗いです。おむつ処理やトイレの後、外出後、調理前は必ず流水と石けんで手洗いを行いましょう。また、症状が治まってもしばらくの間は便にウイルスが排出されます。下痢の続く間は浴槽につからないようにし、症状が改善しても2〜3週間程度は最後に入浴するようにしましょう。


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