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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2017年11号

引きつづきインフルエンザと感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)に注意しましょう。(3月13日〜3月19日)

インフルエンザの報告数は前週より減少していますが、宮崎市、延岡市及び日向市周辺では報告数が前週より増加しており注意が必要です。バランスの良い食事と十分な睡眠をとり、抵抗力のある強い体作りを心がけましょう。また、咳やくしゃみの症状がある場合には、マスクの着用や周囲の人に顔を向けない等の咳エチケットに努めましょう。室内の換気は定期的に行い、加湿器や濡れたタオルで適切な湿度(50〜60%)に保ちましょう。

ロタウイルスを原因とする感染性胃腸炎の報告数も増加傾向です。冬から春にかけて流行する感染症で、5歳未満の子どもからの報告数が約9割を占めます。感染すると、嘔吐や激しい下痢、腹痛、発熱などの症状がみられます。脱水症状を引き起こしやすいため、水分をこまめにとるようにしましょう。感染予防にはおむつの処理を適切に行うこととこまめな手洗いが重要です。ロタウイルスは塩素系消毒薬が効果的ですので、吐物や便が床や衣類についた場合は決められた濃度に薄めて消毒しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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