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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2017年12号

手足口病に注意しましょう。(3月20日〜3月26日)

手足口病の報告が前週の約1.4倍に増加しています。年齢別では、1〜2歳の乳幼児からの報告が全体の約7割を占めています。手足口病は5歳以下の子どもを中心に7月頃に流行のピークを迎える感染症ですが、今年は定点あたりの報告数が、例年同時期と比較して高い状態が続いています。

手足口病は、感染すると口の中や手のひら、足、おしり等に白っぽい水ぶくれができます。熱は出てもあまり高くならないことが多く、ほとんどの場合は1週間程度で軽快しますが、まれに、脳炎や髄膜炎などの合併症を引き起こすことがあるので注意が必要です。手足口病には有効なワクチンはないため、手洗いの徹底による感染予防が重要です。石けんを泡立てて、20秒程度手のひらのしわや爪の付け根まで丁寧に洗い、しっかり流水ですすぎましょう。

また、ロタウイルスを原因とする感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)やインフルエンザも継続して流行しています。インフルエンザは、数種類の型が検出されており、一度感染していても違った型に感染することもありますので、油断せずに手洗いうがいなどの感染予防に努めましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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