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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2017年17・18号

夏の感染症に注意しましょう。(4月24日〜5月7日)

手足口病の定点あたりの報告数が、例年より多い状態が続き、第18週では例年の約5倍となりました。夏に流行する感染症として、手足口病、ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱(プール熱)などがあり、手足口病とヘルパンギーナは、例年5月から報告が増えはじめ、7月〜8月に流行のピークを迎えます。また、咽頭結膜熱は年間を通してみられる感染症で、夏はプールやキャンプなどの機会が増えることにより集団感染が発生しやすくなるので、これからの季節は注意が必要です。

これらの感染症は、咳やくしゃみのしぶきや便に含まれるウイルスが手やタオルを介して目や鼻、喉の粘膜に付着することで感染します。予防対策としては、夏も小まめな手洗いが重要です。外出後やトイレの後は石けんと流水で手を洗いましょう。また、プールからあがったあとは必ずシャワーを浴び、うがいを行うことで粘膜からの感染を予防しましょう。さらに、タオルの共有は避け、目やにや涙はティッシュペーパーで取るようにし、直接手が粘膜に触れないよう注意しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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