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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2017年19号

水痘(みずぼうそう)に気をつけましょう。(5月8日〜5月14日)

県内の水痘(みずぼうそう)の報告が前週と比べて増えています。特に日南市周辺からの報告が多く、3歳から6歳の子どもが全体の約6割を占めています。

水痘の原因ウイルスは感染力が非常に強く、空気や咳、くしゃみのしぶきに含まれるウイルスを吸い込むと、のどや鼻の粘膜を介して感染します。感染すると2週間程度の潜伏期間を経て、熱や発疹などの症状があらわれます。1歳以下の子どもや、水痘にかかったことのない大人、免疫力の弱った方などは、肺炎や脳炎などの合併症により重症化し、入院する場合もありますので注意が必要です。

水痘の予防にはワクチン接種が効果的で、定期接種で1歳から受けることができます。ワクチンを接種すると、感染しても症状が軽くなり重症化を予防できます。定期接種は公費負担(無料)でうけることができますが、対象年齢が決まっており、過ぎてしまうと任意接種(自己負担)になります。ワクチン接種については、お近くの医療機関にご相談ください。


宮崎県衛生環境研究所
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