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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2017年26号

手足口病、ヘルパンギーナに引き続き注意しましょう。(6月26日〜7月2日)

手足口病の報告数が8週連続、ヘルパンギーナの報告数は6週連続で増加しています。特に、手足口病は県内のほとんどの地域で流行が継続し、定点あたりの報告数は、例年の約2.9倍となっています。いずれの感染症も、例年7月頃に流行のピークを迎えるので、今後も手洗いの徹底など感染予防に努めましょう。

手足口病は感染すると、熱は高くならないことが多く、口の中や手のひら等に水ぶくれができ、ヘルパンギーナは突然の高熱や口の中やのどに炎症症状がみられます。いずれの感染症も、まれに髄膜炎等を合併することがありますので、頭痛や嘔吐、高熱等の症状には注意が必要です。

なお、これらの感染症はワクチンや有効な抗ウイルス薬はないため、おむつの処理後やトイレの後は石けんで手洗いをするといった感染予防が重要です。また、咳やくしゃみ等の症状があるときには他の人に感染が広がらないようマスクを着用し、マスクがない場合にはティッシュで口元をおさえるよう心がけましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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