RSウイルス感染症に気をつけましょう。(7月31日〜8月6日)
RSウイルス感染症の定点当たりの報告数が、前週と比較して2.0倍に増えており、特に1歳以下のこどもからの報告数が多くなっています。県内では例年9月中旬に流行のピークを迎えますので今後も感染予防に努めましょう。
この感染症は、患者さんの咳やくしゃみのしぶきを吸い込んだり、ウイルスがついた手指やドアノブ、おもちゃなどを触ったりなめたりすることで感染します。感染すると4〜6日の潜伏期間を経て、発熱、鼻水などの風邪症状がみられます。多くは軽い症状でおさまりますが、乳幼児が初めて感染した場合、気管支炎や肺炎など症状が重くなりやすいといわれており、注意が必要です。ひどい咳や息を吐くときにぜーぜー、ヒューヒュー等の喘息のような音がするときにはすぐに医療機関に相談しましょう。
なお、予防にはこまめな手洗いや咳エチケットが大切です。丁寧な手洗いを心がけましょう。また、おもちゃやドアノブは消毒用エタノールや塩素系消毒剤でこまめに拭き取り、清潔にしましょう。