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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2017年32号

ヘルパンギーナが再び増加しました。(8月7日〜8月13日)

ヘルパンギーナの報告数が前週は一旦減少しましたが、再び増加し今年最も多い報告数となりました。特に国富町、延岡市、日向市周辺からの報告が多く、年齢別では3歳以下のこどもが全体の約8割を占めています。

ヘルパンギーナは、夏季に流行するエンテロウイルス属による感染症です。2〜4日間の潜伏期間があり、発症すると突然の38度以上の発熱に続いて、喉の痛み、口の粘膜の水ぶくれなどの症状がみられ、水ぶくれは破れると痛みを伴います。まれに髄膜炎などの重い合併症を引き起こすことがありますので、頭痛、嘔吐などの症状には十分注意が必要です。

また、症状が治まった後も2〜4週間程度、便からウイルスが検出されることがあります。オムツ交換には使い捨ての手袋を使用し、トイレの後も、石けんやハンドソープでしっかりと泡立て流水で洗い流しましょう。特に、手首や親指、爪の間は洗い残しやすい部分なので意識して洗うように心がけましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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