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宮崎県感染症情報センター

宮崎県平成30年第6週

百日咳に注意しましょう。(2月5日〜2月11日)

今年に入り百日咳の報告が7例ありました。年齢別では、10歳代が6例、60歳以上が1例でした。

百日咳は、百日咳菌によって発生し、激しい咳が長く続く病気です。感染力が強く、特に乳幼児が発症すると、肺炎や脳症を併発して重症化することもあります。また成人では、咳が長期間続きますが、比較的軽症で経過することが多く、受診・診断が遅れることがあります。気がつかないうちにワクチン未接種の乳幼児への感染源となることもあります。こどもも大人も咳が長引く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

百日咳は、かかった人の咳やくしゃみなどに含まれる菌を吸い込むことで感染します。症状があるときはマスクを着用し周囲にうつさないように心がけましょう。

また感染を防ぐには予防接種が効果的です。百日咳が含まれる四種混合ワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオの混合ワクチン)は生後3ヶ月から接種可能です。乳幼児でワクチンを接種していない場合は早めに接種しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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