所長挨拶 研究所の紹介 発表・調査研究 情報・ニュース 宮崎県感染症情報センター 見学と研修のお申し込み リンク集 お問い合わせ

宮崎県感染症情報センター

宮崎県平成30年第19週

腸管出血性大腸菌感染症に注意しましょう。(5月7日〜5月13日)

県内で腸管出血性大腸菌感染症の報告が1例ありました。この感染症は例年夏に報告数が増加します。

感染すると発熱や嘔吐、激しい腹痛、下痢、血便などの症状がみられ、特に乳幼児では溶血性尿毒症症候群(HUS)という意識障害を伴う重い合併症を引き起こすことがあります。

この感染症は菌のついた食品を食べたり、患者の便に含まれる菌が手やタオルを介して口に入ることにより感染します。食品は十分洗ったり加熱するなどの衛生的な取り扱いをし、こまめな手洗いを心がけて予防しましょう。原因菌は加熱により殺菌できます。加熱の目安は食材の中心温度が75度で1分間以上となっています。電子レンジで調理をする時も、食品全体をむらなく加熱し、熱の伝わりにくい物は時々かき混ぜることも必要です。また、包丁やまな板は肉用・魚用・野菜用と別々に使い分けたり、特にバーベキューでは、生肉を扱う箸と食事をする箸は使い分けることが大事です。


宮崎県衛生環境研究所
〒889-2155 宮崎市学園木花台西2丁目3-2 / 電話.0985-58-1410 FAX.0985-58-0930