ヘルパンギーナが増加しています。(8月6日〜8月12日)
ヘルパンギーナの報告数が増加しています。特に日向・延岡保健所管内からの報告が多く、1歳〜2歳が全体の半数以上を占めています。
この感染症は乳幼児を中心に夏季に流行する感染症で、咳やくしゃみのしぶきを吸い込んだり、便などに含まれるウイルスが手やタオルを介して口に入ることにより感染します。2〜4日間の潜伏期間があり、発症すると突然の発熱、喉の痛み、口の粘膜の水ぶくれなどがみられます。水ぶくれは周りが赤っぽく2ミリメートル程度の大きさで、破れると痛みを伴います。これらの症状から、食事や水分をとることが困難になることがあります。のどごしのよいもので脱水症を予防しましょう。
原因となるウイルスは人間の腸管で増える性質があり、症状が治まった後でも2〜4週間便中にウイルスが排泄されますので、おむつの処理をするときは使い捨ての手袋を使用したり、トイレの後は必ず手洗いを行うなど、二次感染の予防に努めましょう。