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宮崎県感染症情報センター

宮崎県平成30年第40週

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が増加しています。(10月1日〜10月7日)

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数が多い状況です。地域別では中央保健所管内からの報告が多く、年齢別では3歳から6歳の子どもの報告が全体の約7割を占めています。

この感染症は、患者のくしゃみや咳のしぶきを吸い込んだり、菌で汚染された手で鼻や口の粘膜に触れることで感染します。家庭内や学校などの集団生活の場は注意が必要です。

感染すると高熱やのどの痛み、嘔吐などの症状がみられます。また、手足に小さな発疹がでたり、舌にぶつぶつ(イチゴ舌)ができたりすることもあります。抗生物質による治療を行いますが、中耳炎や肺炎、腎炎などの合併症を防ぐために、症状が改善しても主治医に指示された期間は薬を飲むことが大切です。

食事は、なるべくのどごしがよく消化のよい食べ物を選びましょう。食べるのがつらいような場合は、水分だけでもしっかり摂るようにしましょう。予防には、マスクの着用や手洗いうがいの徹底が大事です。タオルの共用は避けましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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