風しんの予防接種はおすみですか?(10月8日〜10月14日)
県内で風しんの報告がありました。今年は関東で風しんの流行が続いており、全国の累計患者数は1,000人を超えました。報告の9割以上が成人で、半数以上を占める30〜50歳代の男性は、5人に1人が風しんの免疫を持たないといわれています。
風しんはくしゃみや咳などのしぶきによって感染し、発熱・発疹・リンパ節の腫れなどが現れますが、症状がはっきり出ない人も15〜30%程度いるようです。そのため知らないうちに同居の家族や職場などの周囲に感染することもあり、また妊娠初期の人が感染すると、生まれてくる子どもに難聴、心疾患、白内障などの先天性風しん症候群を起こすことがあります。
風しんには2回の予防接種が非常に有効ですが、妊娠中の人は予防接種を受けることはできません。抗体価が低い妊婦の方は人混みを避け、不要不急の外出を控えましょう。妊娠を希望する女性や妊婦の身近にいる方は、予防接種歴の確認、抗体検査、予防接種等を検討して下さい。