百日咳の報告が続いています。(10月22日〜10月28日)
百日咳の報告が全国の中でも多くなっています。日南・高鍋保健所管内からの報告が多く、15歳未満が約8割を占めています。
百日咳は、患者の咳やくしゃみのしぶきを吸い込むことで感染します。感染するとかぜのような症状から始まり、次第に咳の回数が増え激しくなります。短い咳が連続して起こり、息を吸う時に笛の音のようなヒューという音が出ます。発熱はないか、微熱程度です。特に3か月未満の乳児では、呼吸がとまったり痙攣をおこしたりと重症化しやすく注意が必要です。
大人では咳が長期間続きますが、症状が軽いことが多く、気づかないうちに周囲にうつすことがあります。2週間以上続く咳や、くしゃみなどの症状があるときは、マスクを着用して乳幼児との接触には気をつけ、早めに医療機関を受診しましょう。
感染を防ぐには予防接種(四種混合ワクチン)が効果的です。定期接種は生後3か月から可能ですので、乳幼児でワクチンを接種していない場合は早めに接種しましょう。