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宮崎県感染症情報センター

宮崎県平成31年第10週号

水痘(みずぼうそう)に気をつけましょう。(3月4日〜3月10日)

県内の水痘(みずぼうそう)の報告が前週と比べて増えています。特に綾町、国富町、延岡市周辺からの報告が多く、年齢群別では10歳未満が全体の約9割を占めています。

水痘の原因ウイルスは感染力が非常に強く、ウイルスを含んだ咳やくしゃみのしぶきを吸い込むことで、のどや鼻の粘膜を介して感染します。感染すると2週間程度の潜伏期間を経て、熱や水ぶくれを伴う発疹などの症状があらわれます。1歳以下の子どもや、水痘にかかったことのない大人、免疫力の低下した方などは重症化しやすく、入院する場合もありますので注意が必要です。

水痘の予防にはワクチン接種が効果的で、定期接種で1歳から受けることができます。予防接種により発症を予防したり、症状を軽くする効果が期待できます。定期の予防接種は公費負担(無料)で受けることができますが、対象年齢が決まっており、過ぎてしまうと任意接種(自己負担)になります。ワクチン接種については、医療機関にご相談ください。


宮崎県衛生環境研究所
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