手足口病に注意しましょう。(4月15日〜4月21日)
手足口病の定点あたりの報告数が、例年同時期と比較して高い状態が続いています。都城保健所、延岡保健所管轄内からの報告が多く、年齢別では1歳の報告が全体の約6割を占めています。
手足口病は5歳以下の子どもを中心に、夏頃に流行のピークを迎える感染症です。患者の唾液や便に含まれるウイルスが、手等を介して体に入ることで感染します。熱は出ないか出ても高熱にならないことが多く、口の中や舌、手や足に水ぶくれができます。口の中の水ぶくれの痛みで食事や水分が充分にとれない時は、味が薄く、刺激の弱いものを食べさせましょう。ほとんどの場合、数日で軽快しますが、まれに重篤な合併症を引き起こすことがあります。高熱が続く、水分がとれない、ぐったりするなどの症状が続く時は、医療機関を受診しましょう。
また、比較的長い期間、便の中にウイルスが排泄されると言われていますので、日頃からおむつを適切に処理し、流水と石けんで手洗いをしましょう。