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宮崎県感染症情報センター

宮崎県令和元年第21週号

手足口病に引き続き注意しましょう。(5月20日〜5月26日)

手足口病の報告が多い状態が続いています。例年夏に流行のピークを迎えますが、今年は例年よりも早いペースで報告数が増加している状況です。特に中央・延岡・日南保健所管内からの報告が多く、年齢別では1歳の報告が全体の約半数を占めています。

手足口病は、咳やくしゃみの飛沫、便にふくまれるウイルスが、手等を介して体に入り感染します。手のひらや足の裏などに水ぶくれができ、口の中の水ぶくれは痛みがあります。口の中が痛い時は、しみないものを与え脱水に注意しましょう。また、熱は出ても高くならないことが多く、ほとんどの患者は数日のうちに回復しますが、まれに脳炎や髄膜炎などを合併することがあります。水分をあまり飲まない、高熱が続く、吐いてぐったりしているといった症状がある時は、すぐに医療機関を受診しましょう。また、治った後も比較的長い間、便中にウイルスが含まれていることがあるため、トイレの後やおむつの処理後は必ず手を洗いましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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