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宮崎県感染症情報センター

宮崎県令和元年第22週号

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)に注意しましょう。(5月27日〜6月2日)

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告数が前週の約1.1倍に増加しており、高千穂保健所管内で流行しています。年齢別では、1〜4歳の報告が全体の約半数を占めています。

感染性胃腸炎は、主にノロウイルスやロタウイルスが手指や食品を介して体に入ることで感染します。吐き気、嘔吐、下痢などの症状があらわれ、熱が出ることもあります。嘔吐や下痢から脱水になりやすいため、吐き気が落ち着いてきたら少しずつ水分を飲ませてあげましょう。症状は1〜3日で治まることが多いですが、抵抗力の弱い乳幼児では時に重症になることがありますので、ぐったりした様子やけいれん等の症状がみられたら、速やかに医療機関を受診しましょう。

なお、ロタウイルスワクチンは任意の予防接種として、生後2カ月から接種でき、お住まいの市町村によっては接種費用の助成もありますので、かかりつけ医に御相談ください。


宮崎県衛生環境研究所
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