手足口病とヘルパンギーナに注意しましょう。(6月3日〜6月9日)
手足口病とヘルパンギーナの報告数が例年より多い状態が続いています。 年齢別ではどちらも1歳前後の報告が多くを占めています。手足口病は県の全域で流行しており、中央、宮崎市、日南保健所管内が特に多く、ヘルパンギーナは小林保健所管内で流行しています。これらの感染症は例年夏に流行のピークを迎えるため、今後も注意が必要です。
どちらの感染症も、咳やくしゃみの飛沫に含まれるウイルスやおむつの処理などで手やタオルに付着したウイルスが体の中に入り感染します。手足口病は感染しても熱は高くならないことが多く、手や足、口の中などに水ぶくれができます。一方、ヘルパンギーナは高熱が2、3日続き、口の中やのどに水ぶくれがみられます。
どちらの感染症も有効なワクチンはなく、感染予防には手洗いが重要です。唾液や便中にウイルスが含まれていることを意識し、トイレやおむつの処理の後は必ず石けんで手を洗い、箸やコップ、タオルなどの共用は避けましょう。