手足口病に気をつけましょう。(6月17日〜6月23日)
全国的に手足口病の報告数が増加しており、今後の動向に注意が必要な状況です。宮崎県の流行も継続しており、特に宮崎市、中央保健所管内からの報告が多くなっています。また、年齢は2歳以下からの報告が全体の約8割を占めています。
手足口病の原因となるウイルスは、例年夏に猛威をふるいます。患者の唾液や便にふくまれるウイルスが、手等を介して体に入ることで感染し、口の中や手のひら等に白っぽい水ぶくれができます。熱は出ても高くならないことが多いですが、まれに脳炎や髄膜炎などの合併症を引き起こすことがありますので、発熱が続く、嘔吐する、ぐったりしているなどの症状がみられた場合はすぐに医療機関を受診しましょう。
また、集団生活を送る保育施設や幼稚園などは集団感染が起こりやすいため、特に注意が必要です。感染予防には、流水と石けんでしっかりと手を洗い、おむつの処理を適切に行うことが有効ですので、日頃から意識して行いましょう。