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宮崎県感染症情報センター

宮崎県令和元年第29週号

RSウイルス感染症に注意しましょう。(7月15日〜7月21日)

RSウイルス感染症の報告数が前週と比べて約1.5倍に増えており、特に1歳以下からの報告が多くなっています。県内での流行は例年9月頃ですが、今年は7月に入ってから急激に増加しており注意が必要です。

症状は軽い風邪のような症状から重い肺炎まで様々ですが、初めて感染した場合は症状が重くなりやすいといわれています。特に生後数か月の乳児では気管支炎や肺炎といった重篤な症状を引き起こすことがあります。ゼーゼー、ヒューヒューなどの呼吸音が強く息苦しそうな時は、医療機関に相談しましょう。

この感染症は、患者さんのくしゃみや咳のしぶきを吸い込んだり、ウイルスが付着したドアノブやおもちゃなどを触ったりなめることで感染します。そのため、こまめな手洗いと子供たちが日常的に触れる物の消毒が予防に有効です。石けんをよく泡立て30秒以上かけて手を洗い、ドアノブやおもちゃをアルコールや塩素系の消毒剤で定期的に消毒しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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