A群溶血性レンサ球菌咽頭炎に注意しましょう。(2月17日〜2月23日)
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は前週とほぼ同程度ですが、例年と比べて多い傾向にあります。特に、宮崎市保健所管内からの報告が多く、年齢別では3歳から6歳が全体の約半数を占めています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、患者のくしゃみや咳などのしぶきに含まれる菌を吸い込んだり、手指を介して体の中に入り感染します。感染すると、発熱やのどの痛み、体や手足の発疹などがあらわれ、舌にも赤いぶつぶつ(イチゴ舌)がみられます。家庭内や学校などの集団生活の場では特に注意が必要です。兄弟、姉妹や両親ものどの痛みなどの症状があれば、医療機関で診察してもらいましょう。また、治療には抗生物質を使用しますが、熱が下がり症状が和らいでも、再発を防ぐため、指示された期間はきちんと薬を飲みましょう。