A群溶血性レンサ球菌咽頭炎に引き続き注意しましょう。(3月23日〜3月29日)
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は前週とほぼ同程度ですが、引き続き例年と比べて多い傾向にあります。特に、宮崎市、日南、都城保健所管内からの報告が多く、年齢別では2歳から6歳が全体の約7割を占めています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、患者のくしゃみや咳などのしぶきに含まれる菌を吸い込んだり、手指を介して体の中に入り感染します。家庭内や学校などの集団生活の場では特に注意が必要です。
また、感染すると、発熱やのどの痛み、体や手足の発疹などがあらわれ、舌にも赤いぶつぶつ(イチゴ舌)がみられます。治療には抗生物質を使用しますが、熱が下がり症状が和らいでも、再発を防ぐため、指示された期間はきちんと薬を飲みましょう。