A群溶血性レンサ球菌咽頭炎に引き続き注意しましょう。(6月22日〜6月28日)
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数が、前週と比べ増加しています。特に、宮崎市、日南保健所管内からの報告が多く、年齢別では3歳から5歳が全体の約3割を占めています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、発熱やのどの痛み、体や手足の発疹などがあらわれ、舌にも赤いぶつぶつ(イチゴ舌)がみられます。患者のくしゃみや咳などに含まれる菌を吸い込んだり、手指を介して体の中に入り感染するため、家庭内や学校などの集団生活の場では特に注意が必要です。患者に接した家族や身近な人に同じような症状がある場合は、医療機関を受診しましょう。
また、治療には抗生物質を使用しますが、再発を防ぐために、熱が下がり症状が和らいでも、医師に指示された期間はきちんと薬を飲みましょう。