麻しん(はしか)の予防接種歴を確認してみましょう(3月18日〜3月24日)
日本国内で麻しん患者の報告が増加しています。第11週(3月11日〜17日)時点で20例の報告があり、今後も国内での感染拡大が懸念されています。
麻しんウイルスは、感染力が非常に強く、空気感染などを起こします。免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症します。
感染すると、約10日の潜伏期間を経て、38度程度の発熱や咳、鼻水などの風邪症状が2〜4日続き、その後39度以上の高熱とともに発疹が出現します。
麻しんの有効な予防方法はワクチン接種です。定期予防接種の対象は、1歳児と小学校入学前1年間の2回となっています。1回の接種では免疫が十分つかないこともあるので、必ず2回接種を受けましょう。また接種漏れがないか、母子健康手帳などで確認しましょう。