腸管出血性大腸菌感染症に注意しましょう。(4月29日〜5月5日)
都城保健所管内の保育施設において腸管出血性大腸菌感染症の集団発生事例の報告がありました。
この感染症は、菌に汚染された食品を食べたり、手やものを介して口に入ったりすることで感染します。少ない菌量でも感染するため、集団感染が起きやすく注意が必要です。
感染しても症状が出ない場合もありますが、激しい下痢や嘔吐、血便、腹痛、発熱などの症状を引き起こします。特に、抵抗力の低い子どもや高齢者は、溶血性尿毒症症候群(HUS)などの重症な合併症を発症する場合もあるため注意が必要です。
原因菌は加熱や消毒薬に弱いため、生肉を扱った後の器具の洗浄や消毒、十分な加熱調理を心がけ、調理や食事の前、おむつ交換やトイレの後には薬用石けんを用いて丁寧に手を洗うなど予防に努めましょう。