A群溶血性レンサ球菌咽頭炎に注意しましょう。(6月10日〜6月16日)
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数が例年と比べて多い傾向にあります。特に、延岡、都城、宮崎市、中央保健所管内からの報告が多く、年齢別では5歳から8歳が全体の約4割を占めています。
この感染症は、発熱やのどの痛み、体や手足の発疹などがあらわれ、舌にも赤いぶつぶつ(イチゴ舌)がみられます。患者のくしゃみや咳などのしぶきに含まれる菌を吸い込んだり、手指を介して体の中に入り感染するため、家庭内や学校などの集団生活の場では特に注意が必要です。患者に接した家族や身近な人に同じような症状がある場合は、医療機関を受診しましょう。
また、治療には抗生物質を使用しますが、熱が下がり症状が和らいでも、再発を防ぐため、指示された期間はきちんと薬を飲みましょう。