ヘルパンギーナに注意しましょう。(8月12日〜8月18日)
ヘルパンギーナの報告数は先週と比べて減少していますが、例年の約2.1倍と多い状況です。特に日南、中央、宮崎市保健所管内からの報告が多く、年齢別では6ヵ月から4歳が全体の約7割を占めています。
この感染症は、乳幼児を中心に夏に流行する感染症で、発症すると、38〜40℃の発熱が1〜3日間続き、喉の痛み、口の粘膜の水ぶくれなどがみられます。水ぶくれは痛みを伴い、食事や水分をとることが困難になる場合があるので、脱水症にならないよう注意しましょう。まれに髄膜炎などを合併することがあるため、発熱、頭痛、嘔吐などの症状がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。
また、症状が治まった後でも長期間便中にウイルスが排出されます。おむつの処理やトイレの後は必ず手を洗いましょう。