手足口病の報告が増加しています。(9月30日〜10月6日)
手足口病の定点当たり報告数が4週連続で流行警報レベル開始基準値を超えています。先週の約1.4倍、例年の約4.7倍と多く、年齢別では1歳から4歳が全体の約7割を占めています。
この感染症は、咳やくしゃみの飛沫、便に含まれるウイルスが、手指等を介して体に入ることで感染します。発症すると、手のひらや足の裏、口の中などに水ぶくれができます。口の中の水ぶくれは痛みを伴うため、刺激の少ない食べやすいものを与え、脱水等に注意しましょう。
通常は3〜7日程度で回復しますが、まれに脳炎や髄膜炎などを合併することがあります。水分をあまり飲まない、高熱が続く、吐いてぐったりしているといった症状がある時は、すぐに医療機関を受診しましょう。