伝染性紅斑(りんご病)に気をつけましょう。(6月2日〜6月8日)
今年は伝染性紅斑(りんご病)の報告が多くなっています。伝染性紅斑は、子どもに多い病気ですが、大人もかかることがあり、患者の咳やくしゃみなどの飛沫に含まれるウイルスを吸い込んだり、触れたりすることによって感染します。
10〜20日の潜伏期間の後、両頬に赤い発疹が出現し、続いて体や手足に網目状の発疹が現れ1週間程度で消失します。両頬に赤い発疹が現れる7〜10日くらい前に風邪のような症状がでることが多く、この時期に感染力が強くなり、発疹が出る頃には弱くなっています。
特に、妊婦が感染すると流産や胎児の異常が生じる可能性があるので注意が必要です。風邪のような症状の人にはできるだけ近づかず、石けんを用いたこまめな手洗いや咳エチケットで予防を心がけましょう。