腸管出血性大腸菌感染症に気をつけましょう。(7月28日〜8月3日)
宮崎市保健所管内の保育施設で腸管出血性大腸菌感染症の集団発生事例の報告がありました。
この感染症は、少ない菌量でも感染するため、集団感染が起きやすく注意が必要です。菌に汚染された食品を食べることや手を介して菌が口に入ることで感染します。
感染しても症状が出ない場合もありますが、激しい下痢や嘔吐、血便、腹痛、発熱などの症状を引き起こします。特に、抵抗力の低い子どもや高齢者は、溶血性尿毒症症候群(HUS)などの重い合併症を発症する場合もあります。
予防には加熱や消毒薬が有効です。生肉を扱った後の器具の洗浄や消毒を適切に行いましょう。また、十分な加熱調理を心がけ、食事の前やトイレの後には石けんで丁寧に手を洗いましょう。