木材の豆知識

　センターを訪れる子供さんには次のように説明しています。

　①温暖多雨の日本では森林はすぐに再生するので砂漠化など心配しているような現象は起こらない。
　②使いやすくて成長がよいスギなどを人が植えて育てた人工林は、日本の森林の４割の１千万haもあり、この人工林がいつまでも元気に二酸化炭素を吸って成長するためには、適度な更新（伐ってまた植えること）が必要である。
　③木材は、太陽光と水と土と二酸化炭素がある限り生産が可能で、金属・コンクリート・石油製品と比べて製造にかかるエネルギーが遙かに小さい。また、大事に使って長持ちさせれば、その期間、二酸化炭素を貯めておくことができるという優れた資源である。

　これらのことを、とてもわかりやすく説明した読み物が、「絵で見る森林・林業白書」です。林野庁のホームページで見ることができます。
　当センターを見学する小学生も年々増えてきました。森林・林業・木材利用を正しく理解してもらえる内容となるように努めたいと考えています。