掲載開始日:2022年1月8日更新日:2025年1月8日
知事室へようこそ
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日頃から宮崎県政に対する温かい御理解と御協力を賜り、深く感謝申し上げます。
昨年は、元日の能登半島地震をはじめ、全国で災害が相次ぐ年となりました。本県でも、8月の日向灘を震源とする最大震度6弱の地震では、初めて「南海トラフ地震臨時情報」が発表され、さらに台風第10号による竜巻等の被害や、10月の線状降水帯による土砂災害・浸水被害など、各地で大きな被害が生じました。被災された皆様に改めてお見舞い申し上げます。引き続き、更なる県土強靱化や地域防災力の向上など、ハード・ソフト一体となった防災対策に万全を期してまいります。
一方で、パリオリンピックにおける本県ゆかりの選手の活躍や、ひなたサンマリンスタジアム宮崎での日向坂46による「ひなたフェス2024」の開催など、県民に元気をもたらす明るい話題も相次ぎました。
また、いよいよ2年後に迫った令和9年「国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会」の本県開催が正式に決定しました。今年4月に供用開始予定の新たな陸上競技場やプールなどの施設整備を着実に進めるとともに、イメージソング「ひなたのチカラ」などを活用した気運醸成にも積極的に取り組んでまいります。
さらに、交通・物流網の面では、国際定期便「ソウル線」の増便や「台北線」の再開が実現し、東九州自動車道「南郷~奈留」間の新規事業化、九州中央自動車道「平底~蔵田」間の計画段階評価の着手、都城志布志道路の今年度中の全線開通など、本県経済の更なる活性化や国内外との交流促進につながる基盤が着々と整ってきています。
このほか、今年は、「大阪・関西万博」への九州7県合同出展や、「ツール・ド・九州」の本県初開催などが予定され、さらにリニューアルオープンするメディキット県民文化センターでの第30回宮崎国際音楽祭や、若山牧水生誕140年における第30回若山牧水賞という節目を迎えることから、本県の魅力を国内外に発信する機会としてまいります。
令和7年度は、県総合計画アクションプランの折り返しの年に当たります。
引き続き、今年度から本格展開している「3つの日本一挑戦プロジェクト」=「子ども・若者」「グリーン成長」「スポーツ観光」を、着実に推進してまいります。とりわけ「子ども・若者」プロジェクトについては、結婚や子育て支援に加え、若者や女性の県外流出が著しい状況を踏まえ、魅力ある雇用の創出や働きやすい職場環境の整備など対策を強化し、若者や女性が生き生きと活躍できる宮崎づくりを進めてまいります。
また、物価高騰等の影響が続く中、引き続き必要な支援を行うとともに、「国内外との更なる交流拡大」「時代の変化に対応した力強い産業づくり」「安全・安心な暮らしの確保」など、本県の社会経済活動を成長軌道に乗せ、持続可能な未来に向けた基盤づくりを進めてまいります。
今後とも、皆様の声に真摯に耳を傾けながら、安心と希望、そして活力あふれる宮崎県づくりに全力で取り組んでまいりますので、一層の御理解と御協力をお願い申し上げます。