宮崎県警察運営方針及び運営重点

最終更新日:2023年12月21日

令和6年宮崎県警察本部

【運営方針】

県民の期待と信頼に応える強くしなやかな警察

~安全で安心な宮崎をめざして~

宮崎県警察本部ロゴみやけいちゃん

【運営重点】

  • 子供・女性・高齢者を守る取組と特殊詐欺等の犯罪防止対策の推進
  • 重要犯罪の徹底検挙と組織犯罪対策の推進
  • 交通事故の抑止と安全で快適な交通社会の実現
  • 災害、テロ等緊急事態への的確な対処と警護の万全
  • 県民の立場に立った警察活動の推進と社会の変化に適応する警察基盤の整備
  • サイバー空間の脅威に対する総合対策の推進

令和6年運営重点内容

運営重点 内容

子供・女性・高齢者を守る取組と特殊詐欺等の犯罪防止対策の推進

  1. 人身安全関連事案の危険性・切迫性を迅速・的確に判断し、被害者等の安全確保を最優先とした保護対策や検挙等の措置を確実に実施するとともに、認知から解決に至るまで、本部主導による組織的・継続的な対応を徹底する。
  2. 広域的に行われる特殊詐欺や地域における犯罪情勢を的確に分析した上で、その実情等に応じ、関係機関・団体等と協働した効果的な犯罪防止対策に取り組み、犯罪の起きにくい社会づくりを推進する。
  3. 非行少年を生まない社会づくりの推進と児童虐待及び学校におけるいじめ問題等に適切に対応するとともに、少年事件の適正捜査に配意し、悪質性の高い福祉犯の取締りを強化する。
  4. 県民生活を脅かす生活経済事犯を撲滅するため、関係機関との連携を強化して諸対策を推進する。

重要犯罪の徹底検挙と組織犯罪対策の推進

  1. 捜査の初期段階から迅速かつ的確な組織捜査を強力に推進し、県民に不安を与える重要犯罪及び侵入盗犯の早期検挙を図る。
  2. 組織的かつ計画的な情報収集と内偵捜査を推進し、政治・行政、経済をめぐる構造的不正事案の徹底検挙を図る。
  3. 歓楽街対策を含めた暴力団、匿名・流動型犯罪グループ等に対する戦略的な取締り、特殊詐欺の撲滅に向けた諸対策など、組織犯罪対策を強力に推進する。
  4. 捜査環境の変化に適切に対応するとともに、科学技術等を活用した客観証拠の収集と的確な分析に基づく緻密かつ適正な捜査を推進する。

 

運営重点 内容

交通事故の抑止と安全で快適な交通社会の実現

  1. 人命尊重の理念に基づき、歩行者の安全確保、子供と高齢者の交通事故防止、飲酒運転の根絶及び自転車の安全利用を基本に、新たなモビリティへの対応など、時代の変化に即応した安全教育や広報啓発を推進する。
  2. 交通事故実態の分析結果に基づいた交通事故多発地点及び県民の要望等を踏まえ、交通事故に直結する悪質性・危険性・迷惑性の高い違反に重点を置いた指導取締りを推進する。
  3. 計画的な交通安全施設の整備・更新と交通実態の変化等に即した合理的な交通規制を実施し、安全で快適な交通環境の整備を推進する。
  4. 高齢者講習等の円滑な実施と、迅速かつ確実な行政処分の執行等により、効果的な運転者対策を推進する。

災害、テロ等緊急事態への的確な対処と警護の万全

  1. 大規模災害等緊急事態に対する事前対策の徹底と初動態勢の確立を図り、発生時における迅速・的確な警備措置を推進する。
  2. 総力を結集した情報収集活動と違法事案の取締りを図るとともに、官民連携によるテロ対策を推進し、テロ等重大事案を未然に防止する。
  3. 情勢に応じた警備訓練等を実施し、警備部隊の対処能力の向上を図る。
  4. 主催者等と緊密に協力した警護を実施し、警護対象者の身辺及び聴衆の安全確保に万全を期す。
  5. 警護に係る情報の収集・分析を徹底するとともに、警護の指揮を行う幹部や警護員に対する計画的な訓練を実施し、対処能力の向上を図る。

 

運営重点 内容
県民の立場に立った警察活動の推進と社会の変化に適応する警察基盤の整備
  1. 相談者の立場や置かれている状況等を総合的に判断し、真摯な対応と誠実かつ適正な相談業務を推進する。
  2. 関係機関・団体と相互に連携し、被害者等の特性に応じた途切れることのない施策を推進するとともに、広報啓発活動等を通じて、被害者支援に関する県民の理解の増進を図る。
  3. 警察署協議会を始め、様々な機会を通じて、県民の声に耳を傾け、意見や要望を反映した警察運営に努めるとともに、各種広報媒体を通じ、県民ニーズに応じた情報を効果的に発信する。
  4. 受験者等の関心に応える効果的な採用募集活動を推進するとともに、職員の能力や職務の特性に応じた教養・訓練を充実強化し、優秀な人財の確保・育成を図る。
  5. 適正な会計経理を推進するとともに、警察事象に即応する施設及び資機材の充実強化を図る。
  6. 警察業務のデジタル化や事務の集約化等により、業務の合理化、効率化、高度化を進めるとともに、職員のワークライフバランスの向上や健康の保持・増進に取り組むなど、職員の力を最大限に発揮できる職場環境づくりを推進する。
サイバー空間の脅威に対する総合対策の推進
  1. 深刻化するサイバー空間の脅威に的確に対処するため、積極的な事件化を図るとともに、情報収集・分析を強化するほか、犯行手口等の実態解明、重要インフラ事業者等との情報共有、実戦的な共同対処訓練等の諸対策を推進する。
  2. 産学官の知見を活用した諸対策及び関係機関団体をはじめとする地域で活動する多様な主体と連携した啓発活動を推進する。
  3. サイバー事案への対処等に秀でた人財の確保・育成を図るため、情報工学等に特化した採用や部門横断的かつ体系的な育成等により、人的基盤の強化を推進する。
  4. 警察情報システムの安全性を確保するとともに、情報セキュリティインシデント等への職員の対処能力の強化に取り組むなど、警察におけるサイバーセキュリティの向上を推進する。

 

 

お問い合わせ

宮崎県警察本部

電話:0985-31-0110